★漢方薬とは

漢方薬は、植物、動物、貝殻や鉱物などの薬効成分をもった天然素材(生薬)を2種類以上組み合わせて作られています。中でも植物の根や樹皮、葉、種子、果実などは最も多く使われています。個々の生薬の薬効(経験的に知られた作用)が協力して働きます。

○漢方薬の主な種類(剤形)

・湯(煎じ薬)
漢方薬といえば、煎じ薬を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
乾燥させたり、蒸したり、刻んだりした生薬を土瓶などで水から煮出したものを服用します。

・エキス剤
煎じ薬を濃縮させて、乾燥して粉や錠剤にしたものです。
よくある例えとしてコーヒーでいうなら、ドリップ式が煎じ薬で、インスタンコーヒーがエキス剤。煎じ薬に比べると効果は劣りますが、いつも一定の品質が望めます。何といっても手間がかからず、持ち運びに便利です。

・散剤・丸剤
エキス剤以外に持ち運びに便利な剤形として、散剤と丸剤があります。

散剤は、生薬を細かく刻み、挽いて粉末にして混合したものです。
水に溶けにくい成分、熱に弱い成分や芳香性の製油成分も活用できます。

丸剤は散剤を蜂蜜などで練り固めたものをいいます。
水に溶けにくい成分、熱に弱い成分や芳香性の製油成分も活用できます。
便秘に用いられる「麻子仁丸」や有名な八味地黄丸(別名:八味丸、腎気丸など)がこれにあたります。

○漢方薬の効果

 漢方薬の服用期間は、病気の種類や軽重、その人の体質・年齢によって異なります。特に漢方薬だから長く飲まないと効かないとは一概には言えません。風邪のような急性病では1〜2日で効果が現れます。一方慢性的に経過する病気や生活習慣病では、食養や生活の養生と共に比較的長期間服用して効果の出る場合もあります。

 長い期間服用する場合には、体質も少しずつ変化していきますので、その時々の体調や季節などに合わせた漢方薬を調整していきます。

○漢方薬の副作用

 漢方薬は副作用がないと思われがちですが、どんな薬にも薬効があるのと同時に副作用があります。体質に合わない薬を飲めば、胃腸障害などが起きることがあります。

 また、ソバや牛乳にアレルギーがある人がいるように、服用中に異変が起こる人もいます。服用中に症状が悪化したり、気になる異常な症状が現れた場合には直ちに医師、薬剤師又は登録販売者にご相談ください。